2017年5月25日木曜日

音楽と著作権、そしてアーティストの思い

昔からですが、最近またJASRACの徴収についていろいろと話題になっていますね。
これは昔からある話で、一般リスナーとJASRACとの対立はずっと変わらないままです。

音楽教室から著作権料を徴収するというニュースで、音楽教室側と全面対決となっているようですが、教育目的は徴収の対象にならないはず。JASRACの主張は、そこで受講料を徴収しているからだという点かと思います。

僕はここでJASRACは大きな勘違いをしていると思いました。
すべての教育はお金がかかっているということです。
公立学校だってお金はかかっていて、そこで音楽の授業も行っています。
誰かがどこかで教育にお金を払っているのです。

これはこれとして、それ以前に、音楽は誰のものかということです。
そりゃ当然著作としての持ち主はアーティストや作曲家、作詞家のみなさんでしょう。
ただ、それを全面に押し出してしまっては音楽を楽しむ側としてはこんな窮屈な娯楽はありません。
歌は誰だって歌える。いや、歌えるべきだし、もっと音楽は自由でないと未来はないと思う。音楽を学びたい人だって教室に通う人もあれば路上で歌って実力を試したい人もいるでしょう。誰もおいそれと音楽を楽しめなくなります。

方や作詞家、作曲家、アーティストの思いはどうなのでしょうか。
僕がアーティストの立場だったら、自分の歌はたくさんの人に聴いてほしいし歌ってほしい。路上で歌ってるからといって目くじら立てるようなこともしないしライブでカバーしてるなら後ろからこっそり飛び込みで参加したい。音楽はもっと自由であって欲しいと思うのではないでしょうか。
そりゃ人の曲で暴利を貪るような事案は冗談じゃないけど、庶民レベルというか、個人の趣味レベルは別にいいじゃないかと思う。

いずれにしても今のJASRACの方針は音楽をどんどん窮屈なものにしていると思う。