2017年10月17日火曜日

二ノ宮金次郎

ご存知の方もいるかと思いますが、近年、二ノ宮金次郎像が次々と撤去されています。

その理由が、

・ながら歩きしている

・子供に薪を担がせるなんて人権侵害だ

・現代と勤勉の精神が違う

からだそうです。


別に歩きながら本を読みなさい、働きながら学びなさい、それが勤勉というものだと教えているのではなく、単に向学心をいつも持ちなさいと教えてるのだと思うのですが、僕は逆に現代のなんでも目くじら立てて臭い物には蓋をして気に入らないものは徹底的に排除する世相に疑問を持ってしまいます。


生徒に殴られても絶対抵抗してはならない、農薬や肥料は体に良くない、他人の触れたものは口にしない、タバコは敵だ、テレビはバイオレンスシーンや武器、血は見せない、世の中優しいことだらけ。


世の中が優しさだけでできてるならそれでいいかもしれないけど、すべては隠と陽、プラスとマイナスでバランスを取っている。
優しさがあれば厳しさもある。
一体誰が他人の心や体を傷つけることの痛み、自然界の厳しさと抵抗力、戦争や殺戮の惨さを教えるのだろう。

二ノ宮金次郎に対して「今は違う」なんて言う人は、その人の考えなのだからそれはそれでいいでしょう。
さっきも書いたように必ずプラスとマイナスがあります。
ならばそれをネットとかで執拗に攻撃したりするのは、人に攻撃を仕掛けてるのと同じであり自ら望んで戦争に臨んでるようなものだと思う。
戦争反対を掲げる人が集団で批判するのも好戦的と言えるのではないでしょうか。

なんか話題が逸れたけど、二ノ宮金次郎像に対する認識がちょっとおかしな方向へ向かっているのではないかな、重箱の隅をつつくような目くじらだなと思うのです。