大分のアンテナショップで、僕の田舎である臼杵市のフェアが今月開催されています。
食事のコースも臼杵の郷土料理づくし。
僕を、僕のふるさとを知って欲しいと思い、ある人を誘って行ってきました。
料理長をはじめスタッフのみなさんは僕の母の実家の料亭で研修を受けられているので、顔は知らないけど共通のつながりがあるので、とても親切にして下さいました。
先週末も料亭の女将である叔母が訪問したばかりだったし、タイムリーでした。
料理はきらすまめしから始まり、りゅうきゅう、ふぐ、豊後牛、黄飯など、オランダ交易の古い南蛮文化が今も息づく懐かしい料理ばかり。
最初のころはきらすまめしも「なかなかうまくできないんです」と言ってメニューに載らなかったけど、非常においしくできてました。
慣れ親しんだ郷土の味。
「美味しいものばかり食べてたんですね~」
友達が言った。
田舎の料理をみんな「おいしい!」と言ってくれる。
思えば田舎にいたころはそんなこと思いもしなかった。
これが当たり前だと思っていた。
ふるさとの味がとてもおいしいものだったんだと実感したのは、上京してからだった。
いろんなところでいろんなものを食べたとき、あらためてふるさとにはおいしいものばかりあったんだと実感した。
ふるさとは遠きにありて思うもの
その言葉の意味がよくわかった。
そしてその料理法や食べ方も当たり前ではなかったということにも気づかされた。
臼杵にはサフランライスが400年も前からあった。
その起源は漂着したポルトガル人たちから伝えられたパエリアにあるという。
南蛮漬けなども古くからあった。
あらためてこうして郷土料理を食べてみると、本当においしいものばかりで、友達も大満足してくれた。
少しだけ僕のことを知ってもらえたようで、うれしかった。
いい物食べたので、今日から質素な食生活に戻ります(笑)
あ、ちなみに写真はふぐの唐揚げと、白子椎茸。
白子椎茸は、白子と郷土料理のごま豆腐をあえたペーストを椎茸で包み、天ぷらにしたものです。
これを黄カボス塩でいただきます。
・・・めちゃうまよ(笑)