2016年5月29日日曜日

ほぼ初めてのデジイチ

フィルムカメラのCanon EOS5QD以来、初めてデジタル一眼を買った。(写真うしろのEOS5QDは、すでに使えなくなり文鎮化)
娘の撮影用に15年前のEOS Kissはあったけど、娘撮影用であり、僕が使うことはなかった。
本当は最新のモデルが欲しかったけど、うちにあるレンズがカビで曇っていて、それを修理に出さなくてはならないので予算の関係上、中古の型落ちに。
それでも性能は十分。連射速度も上がったし、解像度も上がった。

曇ったレンズは2本。どちらもCanonの通称「L玉」と呼ばれるめちゃ高いレンズで、EOS5の時に無理して買ったもの。
しかし2本のうち1本は修理期間終了で修理不能。70-200mmの超望遠タイプだけ修理に出した。
するとレンズがめちゃめちゃキレイになって返ってきた。
さっそく試しに月を撮影。
この月の写真は三脚使わずに手持ちで撮影してものをトリミングして拡大したんだけど、手持ちでもクレーターまではっきりと写っている!
三脚でマニュアルモードにしてきちんと撮れば、これはもっときれいに写るはず!

週末もイベントがあったのでカメラを持ち出してあちこち撮影した。
やっぱり一眼はスマホやコンデジでは撮影できないボケ味や表現ができて、いいね。

今度はカビたりしないように、きちんとケースを用意して除湿剤も用意した。
早くカメラを持って、また世界を切り取りたい。

2016年5月17日火曜日

彼女と海

前日、逗子に住む野外関連の友人が亡くなり、通夜に参列してきた。
41歳という若さで、癌に倒れた。
彼女とはもう20年近いつきあいで、細々ながらも続き、その活躍にはいつも感心していた。

女性の健康、運動に関する研究やマリンスポーツを中心としたプログラムを展開し、その頑張りぶりは、確かに今考えれば生き急いでると思えるほどだった。

通夜の日、僕は昼過ぎに逗子に降り立ち、彼女の愛した逗子海岸に向かった。
そこでは海水浴、SUP、ウインドサーフィン、ディンギー、とにかくあらゆるマリンスポーツが江ノ島をバックに楽しまれ、隣のマリーナにはたくさんのヨットが係留されて逗子の生活がどれだけ海に根ざしているかも感じられた。

いつも真っ黒に日焼けした彼女。
そこから常に見える笑顔の白い歯。
通夜なのに、こんなに天気のいい日なのに、彼女が会場であるお寺なんかにいるわけないと思った。ここにいる気がしたんだ。

だからだろうか、僕は通夜の時よりも海にいるときのほうが涙が溢れた。

この海を愛し、そして君はこの海とたくさんの仲間に愛されてたんだなぁ。
確かに君の言うとおり、ここは美しい場所だ。
僕がほんとに葉山に住んだら、遊んでくれたかな。

きっと、初七日まで仲間に会いに行くので大忙しで、その後静かに海に還って行くのでしょう。

2016年5月11日水曜日

祭りの後の燃え尽き感

僕らの主催するコンサートが終わった。
今年は熊本支援のためのチャリティーコンサートも前夜祭として行った。
思いの外たくさんのアーティストと来場者に恵まれ、そして募金もたくさん集まった。
自分の田舎が被災して初めて手を差し伸べてくれる人たちの温かさやありがたさを体験した。
演奏している間、ずっと「ありがとう」しか言葉が浮かばなかった。
コンサート本番もたくさんの来場者と最高の天気に恵まれた。
利用者さんたちも思い切りステージの前で踊ったり跳ねたり走り回ったり、元気いっぱいに音楽を楽しんでた。
こんなことを18年間続けてきたけど、毎年「やってよかった」と思う。
今年は転職のため準備が思うようにできなかったこともあり反省点もあるけど、とても色濃いコンサートとなりました。
やっぱり最後に出てくる言葉は「ありがとう」なんだな。