2016年6月16日木曜日

恋の経済学

先日、前の会社の後輩の女の子とご飯を食べに行った。
僕がいなくなっててんてこ舞いになってるし、せめてものお詫びとサポートを兼ね、時々ご飯をご馳走して気分を晴らしてもらっている。

「今度合コン行こうと思うんです」
彼女はそう言った。
容姿は決して悪くないし、背も小さくて「可愛らしい」という言葉の似合う子。
彼氏がいないというのが不思議なくらい。

「どうやったら彼氏できるんですかね〜」
「なんか条件あるの?」
「特にないんです。私に興味を持ってくれれば。」

そこで先日ネットで見た記事を思い出した。
自分は容姿も可愛いし見た目は悪くないという女の子が、
年収4000万円の男と結婚するにはどうしたらいいか、という質問だった。
それに大手投資会社のトップが答えていた(本当かどうかはわからないけど)

若くて可愛い女性へ

興味深いメール読みました。実際、あなたのように考える人は少なくないと思います。
なので、一人の投資家として答えさせてください。

僕の年収は8千万円以上で、あなたのいう条件は満たしてると思うから、僕が答えても問題は無い。。よね。
ビジネスマンの視点としては、あなたと結婚するのは悪い選択と言えるだろう。
答えはシンプルだから、説明させてね。
少し詳細を加えながら説明すると、あなたは、"美しさ"と"お金"の交換しようとしてるってこと:Aさんが「美」をあげるかわりに、Bはそれにお金を払う。ということ。
すると、そこにヤバイ問題があるんだよね。僕のお金は無くならないけど、君の美しさっていうのはいずれ消える。しかも、僕の収入は年々増えるけど、君は、毎年綺麗になる事はない。
ビジネス的な説明を加えるとすると、
僕は魅力的な「資産」だけど、
君の「資産の価値は低い」といえる。

実は、君は普通の資産ですらなくて、急速に変化する「消費する資産」ということ。君の価値は10年で更に悪くなるからね。
ウォールストリートには、トレード(交換)の時に「短期交換」ていうのがあるんだけど、"君とのデート"にはその「短期売買」があるんだ。
もし、交換するモノの価値が将来的に下がると考えると、
その交換するモノは長期的に持ってるモノじゃなくて、というか君のいう「結婚」と考えてたら、
少し言い方が悪くなってしまうけど、君は資産としては、
売られるか"レンタル"した方が賢い選択だということ。
年収8千万円以上の誰でもいいっていうのは悪くないけど、僕たちは君とは結婚しなくて、デートだけっていう事。アドバイスするとしたら、金持ちと結婚する方法を探すっていうのは忘れて、
自分自身で金持ちになって年収8千万円稼いだ方が、金持ちのおバカさんを探すよりもいいと思うよ。
こんな返事になったけど、少しでも助けになれば。

あ、あと、もし"レンタル"に興味あるんだったら、連絡してね。

完全に正論を突いていた。
まさにその通りで、男性が結婚相手を選ぶときに容姿だけで選ぶことはない(大多数は)。
その先の将来を考え、彼女と一緒にいてちゃんとした家庭が築けるか、妻としてふさわしいかを考えている。
確かに最初の出会いは容姿から始まるかもしれないけど、結婚となると容姿は二の次になる。
こないだテレビでも林修先生が同じようなことを解説してたけど、林先生の言葉を借りて言うなら「妻度」がどれくらいあるか。
家庭を持つとなればセクシーさとか容姿はあまり重要ではなくなるのです。
言い換えれば資産価値がどれくらいあるかですよね。

同じように考えると愛人というのは等価交換でお金と引き替えに短期売買を行っていると言っていいわけで、つまりはレンタルです。
そう言う意味では長期的売買ではなく、未来はないということがはっきりするでしょう。

何を言いたいかというと、後輩の女の子にはやっぱり女としての磨きをかけて欲しいのです。
今おつきあいしている人がいないというなら、今は自分に磨きをかけるチャンス。
いろんなことを学び身につけ、女度を上げることは今後の資産価値として大きなものとなります。
価値を持たないまま合コンに出席しても、今の価値に見合う人しか近づいてきません。
大きな価値を付けたいなら、しっかり自分の価値を高めて挑んで欲しいなと思うのです。

これは仕事にも言えることです。
自分のスキルをしっかり身につけていけば、その価値を買ってくれる会社はあります。
辛いとばかりこぼすよりも、それを楽しんで身につけることで、次のステップに進むための価値となるのです。

まだまだ20代の彼女。
たくさん磨いて幸せな出会いを掴んで欲しいな。
いい女なんだからもったいない。


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