2016年6月25日土曜日

選挙のたびに思うこと

参院選が始まり、街は一気に街宣車が溢れ、有権者への訴えが始まった。

選挙があるたび、いつも思うことがある。

選挙が始まるとSNS上では熱心な友達が政治や政党の投稿をシェアし始める。
でも僕はいつも政治や政党の話題には「いいね!」もつけないし、反応もしない。
理由のひとつは、いつも誰かの投稿をシェアするだけで、自分の言葉で語らないから。
もちろん政治に興味がないわけではない。
SNSで政治や政党の話をするなら、自分の考えや言葉で語って欲しい。
そうでなければ、この人はなにも考えてない、ただ人の流れやデモクラシーに流されてるだけだと判断している。
そして僕にもちゃんと考えはある。そこでお互い意見をぶつけ合ったり交換しあったりできればいいんだけど、人の言葉ばかり借りて自分の言葉で話せないのはとても残念。

まあそれはさておき、街宣車。
いつも気になるのは、野党の演説。
基本的に現政権の批判や方針の批判ばかり。
「私たちに投票してくれたらこうします」という訴えがとても少なく、しかも薄い。
ネガティブキャンペーンを打ち出してるのかもしれないけど、それは自分に優位性がある前提で効果のあるもの。
民衆の心を打つものがないのにネガティブキャンペーンを打っても、なにも響かない。
批判はどうでもいい。その候補に、政党に投票したらどうしてくれるのかが大事なこと。
国会中継を観ていても、野党は与党の批判ばかりで審議は進まないしみんなを納得させられるような対案も出てこない。

先日の桝添前都知事の件もそう。
それはまるでリンチ。
自分たちもつつかれたら困るようなことがあるだろうに、集中的に責め続ける。
今のネット上の炎上に等しい。
案の定桝添氏を辞任に追いやり、あとは真相究明などどうでもよく、自分たちがのし上がるためにとっとと選挙の準備に入った。
そしてリオへの豪華視察旅行の予定がバレ、慌てて予定をキャンセルした。
みんな自分のことしか考えていない。
こんなドタバタ劇を見たって、どう考えても有権者や庶民のためになにかしていこうという姿勢が微塵も感じられない。
これでは金と権力におぼれる人々と言われても仕方ないと思う。

政治は国民のためであり決して議員官僚の利権のためではなく、そして有権者の希望の票で自分たちが選ばれていると言うことを自覚して欲しいものです。

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