2016年12月2日金曜日

星を撮る

子供の頃は天体が大好きで、田舎だったこともあり星空がよく見えて毎晩のように外で観測してた。
基本的に宇宙とか星とかの話は大好き。
インターネットが普及していろんなことを知ることができるようになって、宇宙の果てはどうなっているのか、どうやって何百万光年も先の星のことを知ることができたのか、どんな計算をしたのか、宇宙の誕生はどうなっていたのか、調べれば調べるほどキリがなく、そして奥深さを知る悦びもあります。

そして晴れた夜は遠く離れた星を撮影するのに夢中です。
でも天体写真なんてまだ始めたばかり。
知れば知るほど奥深く、本当の意味でのマニアの人たちに比べれば足元にも及ばない腕前と知識です(笑)
それでも星空をカメラで捉えるのはとても楽しい。
ノイズだらけのまるでダメな写真ですが、上はアンドロメダ銀河(M31)。
大きな渦を巻く、我々の住む銀河系のすぐとなり(といっても200万光年以上彼方)の銀河です。
その上、アンドロメダの中心から11時の方角にはぼんやりとM110星雲が見えます。
これ、何十枚何百枚と撮ってようやく捉えた姿。
そしてアンドロメダの右下、4時の方向には小さくぼんやりと光る天体、M32星雲も捉えています。M110とM32はいずれも約290万光年の彼方。光の速さで290万年です。
つまり今見ている光は290万年前に放たれた光。

2枚目はオリオン大星雲(M42)。
ガスもキレイに捉えているけど、中心付近にある4連星(トラペジウム)は白飛びしてて見えない。ベテランのみなさんから見れば「まだまだ」な写真です(笑)
M42のすぐ左上で赤いガスを放つ小さな星雲がM43。
ちょうど0時方向にはランニングマン星雲(NGC1977)も見えますね。
下手くそなのではっきり写ってはいませんが、キレイに撮るとガスの影が走っている人のように見えます。
オリオン大星雲は非常に大きな天体で、肉眼でも確認できます。
双眼鏡があればこの姿も見ることができます。
つまり、撮りやすい入門的星雲です(^^;

3枚目もノイズだらけの下手くそな写真ですが、こちらもオリオン座にある燃える木星雲(NGC2024)と馬頭星雲です。
オリオン座の三つ星の一番左の星、アルタニク周辺にあるのですが、正直肉眼でも一眼レフの望遠で撮ってもわかりません(笑)
普通は一眼レフのフィルターを改造して赤い星雲を捉える(つまり赤外線を通しやすくする)らしいのですが、そんな改造費もかけてられないし普通の写真が撮れなくなっちゃうので、僕の場合は無改造の一眼レフに星雲の光の周波数を通すフィルターを付けて撮っています。
しかしその光のほとんどが一眼レフの赤外フィルターで弾かれるので、記録されるのはわずかな光。
それを画像処理して増感したのが上の写真です。
アルタニクの左側に見える、木が燃えているような星雲が「燃える木星雲」、真下に延びる赤い帯の部分が馬頭星雲で、わずかですが、馬の頭のような影が見えます。
僕のカメラではこれくらいが限界のようです。。

それでも星空を見上げるのは楽しい。
毎晩寝不足になるけど、晴れた夜はとれもわくわくしますね。
みなさんもたまには星空を見上げてみては。

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