2017年4月22日土曜日

この世に「タダ」はなし

「パソコンが1円!」
「タブレットが無料でついてきます!」
「スマホ実質無料!」

まずタダはありません。
そのことでとある通信業者と揉めに揉めました。
何度も何度も解約窓口と料金担当に連絡してはたらい回し、結果としては代金は支払わずに済んだのですが、とにかく酷かった。
この「実質0円」というのが厄介者。
実質0円というのは、2年縛りでタブレットを分割払いで購入、月々の支払いに対して同じ金額を値引きしますよというもの。
でも実際はどうでもいいタブレットを購入してることになり、しかも市場価格より高く購入しているのです。

「パソコン1円」というのも同じです。
1円で買えたのではなく、月々の基本料金に残りの分割代金が上乗せされているのです。

では実質0円では業者は儲からないのではないか?タブレット代結局業者負担?
いえいえ、ちゃんと月々の基本料金にしっかりと上乗せされています。
だから実質0円とかいって、実はちゃっかりお金取ってるんです。

これを安易に契約してしまうと途中解約が大変です。
「残りのタブレット(またはPC)代金払え」となります。
業者は何を言っても「契約書にサインしてるから売買契約は成立している」と言い張って引きません。
対応悪いから苦情を入れようとしても、このような場合の苦情窓口はなく、あれよあれよという間に有無を言わさず引き落とされます。

つまり、上の写真のような「タダ」とか「0円」というのは見かけ上であって、実はお金を支払っているのであり、消費者を惑わす誇大広告なわけです。

まあ酷い目に遭いました。
しかもサポートセンターの女性がめちゃ強気な女性で「これが会社の答えです」と堂々とのたまった。サポート代行業者なのに。

今回は嫁さんがスマホに切り替えた際に「○○○光」にすればもっと安くなりますよ、タブレットも無料でついてきますよ、という勧誘にまんまと引っかかり契約してしまったのが発端。
これによってNTTだった回線が光コラボ(ひとつの回線を複数の業者が共同で使う、いわば卸の回線)になり、速度は落ちるわYouTubeさえスムーズに観られないわ、しかもそのタブレットが糞タブレットで遅いわ使い物にならないわで頭にきて契約の途中で専用線の光に切り替えた。それを解約した際に勃発したトラブルです。
解約を申し込んでようやくそこでタブレットが分割払いで支払われていることに気がついたわけです。
まあこちらも勘違いしていたのも悪いのですが、この通信業者も言い方悪いけど「契約書にサインしとるやないけ、知らんとは言わせんで?事情?んなこと知るかあほんだら!」的な態度で頭来た。
消費者生活センターにも相談していたけど、結果としては自力で解決しました。

みなさまも美味しい話はないということを肝に銘じて、ご用心を。

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