2014年6月5日木曜日

心に冷たい風が吹く

今週起きた、大事件。
僕が前に勤めていた会社が、事実上倒産。
今の会社はここ会社と取引があって、僕が担当。
そして手形は不渡りとなった。
あまりにも不自然な破産の仕方だったけど、事実なので受け止めるしかない。
今週は継続中の取引の業務引継や債権回収のための動きにほとんどを費やされた。

僕の後に入社した営業の超美人さん二人、慌ただしいこの数日に、かなり疲れ切った様子だった。
でもまだ若いし、いい経験にはなったと思う。
きっとこれからの人生にこの逆境は活きると思う。

そして僕は。

うつ病にまで追い込まれ、あれだけ痛めつけられた会社だけど、いざとなるとなんだか心の中に冷たい風が吹いていた。
なるべくしてなったというか、やはりそうなったか、というか。
会社は事業は停止し、今後は事後処理で8月まで継続するみたい。
会社はなくなるけど、僕は債権回収の仕事が待っている。
会社がつぶれると、その社員だけじゃなく、こうして取引先や仕入れ先にも大きな影響を及ぼす。
今は冷静に事の流れを見つめながら、僕は淡々と処理の仕事をするだけだった。

寂しい、そんな感情も少し芽吹いているけれど、濁流に呑み込まれていく古巣をただ見つめるだけだった。


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