2泊3日の障害者キャンプ、無事終わりました。
燃え尽き感がまだ襲っていて、ゆっくりとお盆明けの生活を送っています。
今回は2日目の夜のプログラムが僕の山場。大掛かりなライブの仕掛けをしました。
あいにくの夕立で開催が外から室内に変更となり、セッティングが今ひとつ調整できないままのスタート。
みんなの歌声や楽器の音がスピーカーよりも大きくてモニターの音がかき消されてしまい、リズムを取れない場面もありましたが、みんな楽しそうに歌い、踊っている姿は、あらためて音楽の力はすごいなと思わされる光景でした。
2年お休みしての、久々のキャンプ。
僕にとっても感慨深いものでした。
16年続けているキャンプですが、実は僕はそのうちの半分も参加していません。
最初のキャンプに参加して、次は10年後でした。
それだけにアウェー感が強かったのを覚えています。
自分の役割は、居場所はどこなのか。
それを見つけることに必死でした。
結局今も居場所探しが続いてるのかもしれませんが、なんとなく僕の役割は、フワフワと漂いながらみんなに音楽を届けることかなと思っています。
それが僕にできること。
だから僕は僕のできることを一生懸命やるだけです。
その僕のクライマックスが2日目の夜。
終わった後の燃え尽き感が半端なく、その夜のスタッフとの交流ではいつになく酔っ払ってました。
キャンパーさんたちを見ていると、毎年発見や進化があり、驚きの連続です。
いつも喋らず外に出ないキャンパーさんが外に出て来て、声をだして喜び、自分でご飯を食べながら喋ってたときには涙が出そうになりました。
以前は話しかけても無反応だったのに、今回はちゃんと反応してくれて、なんだか自分が認められたようで嬉しかった。
キャンプでは自分を飾ることができない。
距離を縮めるには裸になるしかない。
だからその人のいいところを見つけやすくて、その魅力に惹かれる。
障害を持つ人たちは飾らない。
こちらも丸裸にならないと認めてくれない。
飾らない人は、美しいと思う。
なんて、今回あらためて思いました。
これだからキャンプでの出会いは貴重でやめられない。
また来年、素敵な出会いと発見がありますように。
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