SNS上の政治がらみのことや思想がらみの投稿には一切反応しないようにしている。
その多くは批判や根拠のない事実、信仰心。
もちろん友達だし大切なつながりではあるけど、どう思うかは人それぞれなので、それに対していろいろ書き込むつもりも同調するつもりもない。
なによりSNSという場をプロパガンダや啓蒙の場所に使うのもどうかと思う。
シュプレヒコールの場はネット上に移った。それは紛れもない事実。
でも、人の顔も知らない、顔色も見えない場所で知らない者同士が声を揃えて訴える世界ってどうなんだろう。
インターネットが発達して、人とのつながりは絆や暖かな手ではなく、ネットワークという光ファイバーと銅線に変わってしまった。
面と向かって話そうよ。
殴りたいなら拳を交えればいい。
人はそうやって相手の痛みや温かさを知ってきたはず。
自分もこれだけネットに依存しながらも気づいた。
SNSはあまり好きじゃない。
人とのつながりは、心であり絆であり、温かな手であると。
便利な世の中は、人を冷たく、孤独にしていく。
言葉が誤解されたまま一人歩きしていく。
知りたくないことも知ってしまう。
僕のような打たれ弱い人間は、ちょっとしたことで心がすさんでしまう。
僕がSNSから少し離れたのも、そんな理由からだった。
ネットで批判
ネットで啓蒙
ネットで喧嘩
ネットで別れ
人は自分を傷つけずに言葉のナイフを振りかざせるようになった。
今はアナログの世界がなつかしく、温かい。
この便利な世界に生きつつも、人間の元来の温かいつながり方は忘れずにいたいものです。
飛び道具なんか使わないでさ、手をつなごうよ。
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