2011年8月16日火曜日

キャンプが終わり

キャンプが終わり、いつものことですが、ぼーっとしています。
今年のキャンプ、僕の場合はCD作りから始まっていたので、かれこれ7ヶ月、このキャンプの準備に費やしていました。

特にCD作りはやっぱり感慨深い物があります。
正直、最初はかなり卑屈になっていました。
「みんなでCD作ろう」といっても、そのほとんどの作業は自分であり、みんなに協力してもらったのは歌入れとジャケットデザインのみです。
最初は黙々とアレンジ作業、プログラミング、セッティング、各パートの録音とやっているうち、イライラしてしまい、「なんだよ、結局僕が好きなことをやって、勝手にやってるってチャチャ入れられて終わりじゃん、こんなの」と思っていました。

そんな僕を再度奮起させたのは、数年前にやったキャンプの「夏フェス編」をもう一度見たときでした。
映像の中には、障害を持った人たちが音楽に合わせて笑顔で盛り上がっているシーンがたくさんありました。
音楽は人を楽しくさせることができる。
それを再認識した瞬間でした。
このCDによって、みんなが楽しい気持ちでキャンプまでの時間をひとつひとつ数える日々が迎えられるなら、それは最高なことじゃないか。
そう思ったら、徹底的に作ってやろうと思えたのです。

できあがったCDが配布され、そしてキャンプ本番。
びっくりしたのは、みんなが歌詞をしっかり覚えていて、一緒に大きな声で歌っていたこと。
それも最後のサビの繰り返しまでバッチリ。
みんな、CDを毎日聞きながらキャンプを楽しみにしていたそうです。
それを聞いて涙が出そうになりました。
まさに音楽を届ける醍醐味です。

キャンプも終わり軽くみんなで飲んでいたとき、次回も作ろうという話が持ち上がりました。
CDを作り終えた当時は、「もうこんなのごめんだ」と思っていましたが、そんなエピソードも聞いて、ようやくもう一度やる気が起きてきました。
実はやりたかったんだけど収録しなかった曲も何曲かあります。
キャンパーのみんなが、またキャンプを楽しみに待ちながら聞いてくれるなら、またがんばって作りたいと思います。

さあ、その前に写真の整理とビデオの編集作業だ!
でももう少しだけ休もう。
もう少しだけキャンプの余韻に浸ってもいいじゃないか。
そりゃ人間だもの、ぶーたれることだってあるさ。
でもそれもあってこそのキャンプだと思う。
こんなすばらしい仲間たちと作るキャンプは本当に最高だ。
だからがんばれるんだ。

でももう少しだけ休もう。


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