2013年10月10日木曜日

高みを目指して

今日、常務から言われた。

「お前は現場への要求のハードルを上げすぎだ」と。

どうやら僕は現場に対して高すぎるクオリティを求めているらしい。
でも僕から言わせてもらえば、「なぜ高みを目指さないのか?」になる。

当然僕は顧客からの要求を満たすために現場へ指示を出す。
0.2mmずれる可能性があるなら、それを0.1mmに押さえろ、といった具合に。
でも現場は「できない」という。
「なぜ?」と聞くと「ずれるから」と答える。
僕は聞き返す。「やってみたのか?」
返事はNo。でも経験則でわかるという。

誰も経験則なんて聞いてない。
僕が知りたいのは「手を尽くしたのか?」ということ。
それをやらなければ技術やクオリティの向上なんてない。
手を尽くした上での答えなら納得する。それを顧客に伝える。
営業はできるかできないかを正確に顧客に伝えなくてはならない。
経験則で答えることはできない。
「なぜ?」と聞かれたら納得してもらえる答えができないから。

そのクオリティを高く要求するために現場が悲鳴を上げてるそうな。
でも考えて欲しい。
それでうちの会社が「できません」と断り、他社に話が流れてしまってその会社がきちんと納品できたとしたら?
それこそ悔しくないか?
自信を持って経験則で答えたうちの会社のクオリティは、他社よりも完全に劣っていると言うこと。

営業は現場が動いてくれないと売り上げを上げられない。
顧客の要求に応えなければ受注さえ取れない。
現場主義が通るなら営業なんていらない。
給料を上げたいなら、みんながハッピーに暮らせるようにするなら、圧倒的な売り上げを作るしかない。
もう少し品質に貪欲になるべきだと思う。

僕は営業。
売ることがDNA。
だからどんな高いハードルでも売り上げにつながるものは取ってくる。
現場へも要求が高かろうとつきつける。
だから現場も気持ちのいい答えを返して欲しい。

飛べるか飛べないか。
それをジャッジするには、まず飛んでみることだ。

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