2013年3月4日月曜日

不満分子を増やさない

今日は仕事が山積みで長期戦突入。
珍しく会社でカップラーメンすすってます(笑)。

この不景気で業界が冷え込む中、多分に漏れずうちも売り上げは苦戦してます。
一番大きなマーケットを持つ東京支店は当然ながら攻撃の的であり、本社からもやんややんやと言われ、営業管理など締め付けも厳しくなる一方。

一般企業に勤めていると、こういう事態は必ずあります。
そのときに試されるのが、トップの舵取りです。

売り上げが低迷すると会社がやることは、まず経費削減。
一時的にでも粗利をできるだけ確保しようとする手っ取り早い方法です。
これを機に会社内の無駄を見つけて効率化を図るという意味では、いい機会です。
必ずしもこれがいい方法とは限りませんが。
短期でその場しのぎの粗利を増やそうとするだけで、長期的に見るとなんの未来もありません。

次に行うのが営業管理 ←うちはいまここ
営業の行動を細かく管理します。
その日の行き先予定、時間、内容、結果等々・・
そして朝から夕方までとにかく外へ出て、1件でも多く回れと号令がかかります。
これはつまり、「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」戦法です。
運がよければ1発当たるかもしれない。
でもその確率に比べて効率は非常に悪いものです。
「とにかくどっかから注文もらえ」という、これもその場しのぎの短期的戦法。

ちなみにうちの支店が怠けてるとか動きが悪いとか、そういうことはありません。
逆に効率を考えて、個々がしっかり動いていると思います(たぶん)。

では、売り上げがなぜ上がらないのか?
僕の管理責任?そう言われれば身もふたもありませんが(笑)。
ならばトップを代えてもらえばいいだけで、それで売り上げが上がるなら僕も賛成です。
ちなみに僕の前に東京を管理してたのは現社長。
特に大きな売り上げ増はそのときもありませんでした。

そうなってくると頼みの綱、というか試されてるのは僕の手腕。
手腕?そんなのありませんよ。
僕はみんなが楽しく仕事できるように心がけて、適切な舵取りをするだけ。
あとは僕の背中を見せるだけです。

基本的にガチガチに社員を縛るのは反対です。
これまでもそれでいい結果が出た試しがありません。
増えるのは売り上げでなく不満ばかり。

会社というのは、不満分子が増えると一気に社内のムードが悪くなります。
不満の空気が伝播して、全体の士気が低下してしまうのです。
僕はこの根本の精神部分が重要だと思います。
みんながリラックスして笑顔で楽しく仕事できれば、それは必ず結果につながります。

今、東京支店は個々の仕事でなく、全体の仕事として捕らえ、誰かの仕事とか関係なく協力して解決していく体制に向けています。
そうすることで一人で抱え込んだりすることなく、雑談でも困ったことやわからないことを相談できるようにしています。
これで1ヶ月後に結果が出るのか? いや、それは出ません。
でも長期的に進めていけば、継続的な効率につながります。

せっかく出会った仲間。
だったらもっと絆を大切にして、みんながハッピーになれる会社作りをした方が僕はいいと思っています。

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