2013年6月24日月曜日

八ヶ岳、すばらしい経験だった。

週末、八ヶ岳に行ってきた。
単独行が好きな僕にしては珍しく、仲間と、しかも小屋泊まり。
小屋泊まりは人生で2度目。
1度目は赤岳の頂上小屋。
それ以外は今までテントかビバークしかしたことがなかった。。。

オーレン小屋に泊まり、1日目は根石岳まで足を伸ばした。
僕の大好きな雨模様。
時折尾根に吹き上げるガスがその先の山々をチラッと見せてくれたり隠したり。
時には進むべきか戻るべきかの試練を試す。
まるで山が僕らを試してるかのよう。
そんな駆け引きも好き。
仲間と登るのも新鮮だった。
ほとんど一人で登ってた僕は、いつもはしゃべりもせず、のんびりと周りを楽しみながら時間も気にせず歩いてた。
仲間と行くことで綿密に計画を練って、時間を設定し、そしてしゃべりながら歩いた。
時には深い話もしながら。
下界から遮断され、ストレスフリーな環境で時折本音をこぼしながらも一歩踏み出す。
なんだか時間を忘れ、登りのきつさも忘れていつの間にか山頂なんて事も。
こんな登山も悪くないなと思った。
むしろ、いいな、と思った。
僕の登山は周りを見ながら寄り道しながらかなりマイペースだけど、一人を好むという意味ではストイックとも言える。
でも一刻でも早く山頂を、より多くのピークを踏むという登山ではない。
山頂は山のほんの一部。
その裾野にはすばらしい世界が広がっている。
一人だと、仲間の足も気にせずゆっくりと山に抱かれて堪能できる。
それが好きなのかもしれない。
山に与えられる課題に挑戦するのも好きだ。
時に山は「ここまでおいで」と言わんばかりにコースに課題を散りばめたりしている。
どうクリアするか作戦を立て、準備して挑む。
時にはあざ笑うかのように跳ね返される。
自分の負けに笑っちゃう。
横岳から赤岳と阿弥陀岳を眺める。
この冬、阿弥陀には思い切り拒まれた。
学生の時、中岳のコル付近にテントを貼って飛ばされた。
何かしら因縁のある山。
週末、眺めていたらどうしてもまた行きたくなった。

そんなわけで近いうちにまた八ヶ岳に行くことにした。
狙いは阿弥陀単峰のみ。
テントで懐深くまで入り込んでもう一度。

というわけで早速計画を練り始めました。
コースは2択。
行者小屋から中岳のコルへ直登するか、冬に撤退した南陵バリエーションを行くか。
八ヶ岳から戻ってきたばかりなのに、もうワクワクしてきた。

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