2013年6月30日日曜日

身近になったアーティストたち

震災、CD不況、ファンの分散化、いろんな要素はあると思いますが、昔に比べて身近になったように感じます。
僕が最近インディーズを好むようになったせいかもしれませんが。

それでも大御所が小さな箱でライブやったり、被災地でライブやったり、ファンから手の届かなかったアーティストたちが、向こうからやってきている、そんな感じがします。
確かに大きな場所でやるライブも最高に楽しい。
でも、小さな箱でも意外なミュージシャンがライブやってたりもします。
会話のできる距離でのライブ。それもすごく素敵だなと思いました。

大きなスピーカーから出てくる加工された音ではなく、本人の息づかいやピックノイズまで聞こえるライブ。
先日のなっちゃんのライブも距離にして3m弱、Caravanのサムズアップでは目の前でした。
CDが売れない今では、メジャーレーベルに在籍するメリットもなく、逆に自主レーベルで手売りした方が収益性は高い場合もあると思います。
そしてアーティストと普通に会話したりCD買ってサインもらったり。
今回佐藤克彦さんにもお会いできて感激したんだけど、佐藤さんていつも無表情でひたすらギターをつま弾くイメージでしたが、話すとものすごく気さくな人で、「ともだちになるために」をキャンプで歌ってると言ったら、CD持ってきてないことを申し訳なさそうにしてたり、意外な一面を見ることができました。
目の前で佐藤さんのオープンDの職人技も見れたし、こういうところに小さな箱のよさを感じます。

大手レコード会社は初回限定版としてDVDを付けたりしてスタートダッシュで売ろうと躍起で、アーティストはライブを増やすことで収益を得る手段を講じている。
CDが売れないなら、小さな箱やフェスなどに積極的に出演してファンを一人でも増やす方が得策と言えます。
そのおかげで生演奏を見る機会も増えたし、アーティストとの距離も近くなってファンとしてはうれしい限りですね。

アーティストが自分のCDを売り、目の前で演奏してくれる時代がやってきた。
いいことじゃないですか。
古来、音楽はそういうもんだった。
遠くから大量のCDぶっ放してかっこだけつけるよりも、多くのライブ会場に足を運んでファンとふれあってスキルも成長してくれた方がファンとしてうれしいことです。


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