2012年11月7日水曜日

LG-0との出会い

単なるマニアの戯言です。
わからない人にはきっと理解できないと思いますが(笑)。

そもそもマホガニーという材の音が好き。
丸く暖かみのある音は、ブルージーで泥臭く、明らかに一般の「ギター」の音とは違う。
うちにあるオールマホガニーのギターといえば、Guild D-25M。
これでマホガニーの魅力にとりつかれた。

Gibson LG-0もオールマホガニーだけど、どれにも属さない、唯一無二の音。
ラダーブレイシング、オールマホガニー、ねじ止めのピックガード、ハカランダの指板。
ギブソンのラインナップの中で一番安価なスチューデントモデル。
でもそのチープさが逆に唯一無二の音を生み出し、ブルースなどで多く使われてきた。

おおはた雄一のLG-0。
1959年製らしい。
かなり使い込んでいるらしく、ボディの割れやブレイシングの剥がれなど甚だしいらしい。
それでもいろいろ使ってみても結局これに戻るとのこと。
なんかわかる気がする。
部屋で弾いてても鳴りすぎず、柔らかく、暖かい。
パーラーサイズのボディもコンパクトで持ちやすいしつい手が伸びる。

忌野清志郎もRCサクセションがまだフォークトリオだった初期の初期にLG-0を弾きまくっていた。
これで「♪僕の好きなせんせ〜♪」とか歌ってたのかな(笑)。

そんなこんなでLG-0は以前から探してたんだけど、なかなかいいのがなかった。
一番安価なモデルということで結構荒々しく使っていた人が多いらしく、良い状態のものを探すのが大変。
お茶の水でもLG-0を比較的多く在庫している店に行ってみたけど、どれも状態がよくなかった。
ペグのがたつき、ネックの反り、特にフレットの残りがほとんどないものが多かったな〜。

そんなときにたまたまふらりと入った店で偶然出会った。
なんか、脇目も触れず「これ、弾いてみていいですか?」と入店15秒後くらいには言ってた(笑)。

こういう出会いって、本当に偶然というか、必然というか、タイミングだと思う。
人との出会いもそう。
もしその場にいなかったら、一生で会うことなくすれ違っていたかもしれない。
そんなタイミングって、とっても大切なんだなと思う。

な〜んて、かっこつけて言ってみたりしたけど、購入の言い訳ですよ。はい(笑)。
今夜もガランガランと弾いてます。


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