2012年9月6日木曜日

山へ

最近、山の天気を調べてます。

今まで登った山で悔いの残った山への単独行。

滑落した山、体力的に辛かった山、高度障害に初めてかかった山…
リベンジ登山です。
去年も計画してたのですが、諸事情により山行は叶いませんでした。

今年は去年とは事情は違うけど、最低ひとつは登りたいと思ってます。

ほんとは5日間くらいかけて縦走でもしたいけど、そこはサラリーマンの辛いところ。
1泊2日が精一杯。

サーフィンにボルダリング、登山、今年はガツガツやってます。
そうでもしないとやるせないというか、気持ちを紛らわせないことがある。
逃げてるのかな。忘れようとしてるのかな。あるいはその両方。
そう思われても仕方ない。それでもいいよ。
でときっと一人で登っていると
誰かと話したくなる。
誰かと登ればよかったと思う。
山で感じたことを、誰かに伝えたくなる。
でもきっと「ひとり」でよかったとも思う。

うちの家系は根っからの山バカ家系。
親父も叔父さんたちもみんな山バカ。
小学生のとき、いつも叔父さんの部屋で遊んでた。
壁の古いキスリングザック、使い古したピッケル、机の上に無造作に転がってた錆び付いたハーケン、本棚に並べられた毎号欠かさない山渓、壁に貼られたボロボロのルート図。
子どもながらに自分の知らない世界に引き込まれていた。

大学入学でようやく行ける距離となり飛び出した憧れのアルプス銀座。
そこで受けた、滑落という山の洗礼。
貧乏学生だったのでろくな登攀具も持たず、言わば丸腰で挑んだ山は簡単には受け入れてくれなかった。
でももしかしたら、大学1〜2年のころが、一番山に対してストイックになってたのかも。
青春18切符と時代遅れのキスリングで強行軍だった青春時代。

今はそんな無茶はしないし、そこまでストイックじゃないけど、そんな昔のことを思い出しながら着々と準備をしてます。

来月には雪が付いてる。
準備は綿密に。

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