2011年9月7日水曜日

カフェにて

仕事帰り、カフェでアイスティー飲みながら本を読んでた。
おもむろに取り出したるはマルボロメンソール。
あと1本しかなかった。

タバコに火をつけ、安堵の煙を上げる。

しばらく読み進み、もう1本吸いたくなった。
マルボロはもうない。
カバンからガラムを取り出し火をつける。
煙とともにインドネシアな香りが漂う。

しばらくして隣の初老の、髭をたくわえたなかなかかっこいい男性が僕に声をかけた。

「ガラムはまずいんじゃないですかね」

「そうですか?なかなかうまいですよ?」

「そうじゃなくて、臭いでしょ」

「あなたはご自分の吸ってるタバコが臭くないと思ってるんですか?」

「さあ、それはわからないな」

「それはズルい答えですよ。いまあなたが私に言ってる言葉はタバコを吸わない人がタバコを吸う人に臭いと言ってるのと同じことですよ。ここがガラム禁止なら真摯に受け止めますが、残念ながら日本はガラムは売ってますしここもガラムを禁止していません。」

二人はしばらく黙った。

本もキリのいいところとなり、僕は席を立った。
すると先程の男性がまた声をかけてきた。

「気を悪くしないで下さいね」

「気にしてませんよ。あなたの言うこともわかりますから。だからほら、実は気を使っていたのですがなくなってしまいまして。」
ぼくはカラになったマルボロの箱を開けて見せた。

「それは失礼しました。まさか気を使われて立ち上がった訳ではないですよね?」

「いえいえ、本もキリのいいところになったので帰ろうと思っただけです。気になさらないで下さい。」

本当は気を使って立ち上がったのだけど、そんなことはもうどうでもよくなっていた。自分にもちょっと後ろめたさはあったのだ。どちらが悪い訳でもない。
ただでさえタバコを吸える場所はどんどんなくなって、愛煙家は肩身の狭い思いをしているのだ。
お互い様の部分もある。

なんだか久しぶりに気持ちのいい紳士に会った。
最初に素直になれなかった自分が恥ずかしくなった。


ところで新閣僚たちのたばこ税に関する発言について一言言っていいですかね。

またそれぞればらばらに自分勝手なこと言って、就任最初の発言でたばこ税のように一部の増税に感していきなり、しかも自分の考えだけで発言するのはどうかと思いますよ。
当然周りが言ってるように税の公平性に欠けてると思うし、あまりにも短絡的だと思います。

厚労相が「国民の健康のため」と言うなら、タバコそのものを禁止すべきです。
そこまで踏み切れないのは、莫大な税収を無視できないからでしょう?
元専売公社であるJTの処遇と天下り先に困るからでしょ?
ただでさえ多くのタバコ農家が廃業に追いやられたのに、これ以上の失業者を出せないからでしょ?
厚労相もポロっと言ってしまいましたよね。
「700円くらいまでは税収は減りません」
結局欲しいのは国民の健康でなく、そこなのです。

別にタバコが健康によいとは思ってません。
国が嗜好品と認めてるならそれなりの公平な対応をすべきです。

結局また首が挿げ替えられただけなのな。
そりゃ海外市場も日本に期待感を持たないわな(´・_・`)。
この円高もなんとかして下さいよ。
外貨預金下ろせないじゃん(怒)。

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