2012年8月3日金曜日

擬態

最近、よくミスチルの「擬態」を聴いてます。
音楽やる者の目線から見ると、この曲って、すごく完成度が高い。
うまいところにフック持ってくるな〜、とか感心します。



ミスチルをほとんど聴かない僕が、最近気に入ってる1曲です。

歌詞も秀逸。
表現の仕方がすごくうまい。

でも、ミスチルファンが、「キャーッ!桜井さ〜ん!」と熱狂している人たちのどれだけが、その歌詞の意味を理解し共感できているでしょうか。
熱狂的ファンと呼ばれる人たちに対して僕はいつも疑問に思います。

かつてビートルズがブレイクして世界を回ったとき、彼らの歌を聴いている人はほぼ皆無でした。
ただただ熱狂し、黄色い声を上げるオーディエンスに埋め尽くされたスタジアム。
ミュージシャンにとって、こんな虚しいことはないです。

「擬態」は歌を作り出す苦悩、世に出す苦悩、いろんなことが詰まった歌だと思います。

熱狂的なファンなのにアーティストの言葉は響いてなくて、歌の世界と実態が大きく違う人がたくさんいます。

好きなアーティストがいるなら、好きな歌があるなら、その言葉をもう一度しっかり噛みしめて聴いて欲しいなと思います。
アーティストたちが送り出しているのは陳腐な言葉じゃない。
もっと大切なメッセージなんだから。

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