気持ちのいい1日でした。
ここ近年、こんなにサーフカルチャーにどっぷり染まった1日なんて過ごしたことなかったかも。
土曜日に波乗りする予定だったのを日曜日に変更。
土曜日の夜に出発しました。
目指すはいつものホームスポット、部原。
夷隅あたりからこの季節特有の濃霧が発生していて視界が効かない中、0時頃には到着。
月明かりの下、台風からの贈り物はキラキラと輝きながら押し寄せていました。
台風と、月の引力と。
サーフィンは自然の気まぐれに左右されながらするスポーツ。
波がないから、荒れてるからと怒ったりしても仕方ありません。
ゴルフ場やスキー場のように誰かが整備して作っているフィールドではないですから。
人間というミクロな生物は、マクロが生み出した贈り物に一喜一憂しながらその恩恵に感謝するのです。
翌朝、うねりはまだ入ってました。
サイズこそセットで頭くらいでしたが全体的にチカラがなく、限りなくトロ厚でピーキー。
多い時で70名ほど入っていたサーファーは、一斉に狭いパワースポットに向けて集中します。
まるで激しいイス取りゲーム。
サーフィンにはひとつの波に一人しか乗ってはいけないというルールがあるからです。
ひとつの波に乗れる可能性は70分の1というわけです。
早朝はそんなトロ厚ピーキーな波で1ラウンド終了。
乗れたのは3本。うち会心のライドは1本でした。
サーフィンを人生に例えた人がいます。
「サーフィンをしている時間の90%以上はパドリングと波待ち。波に乗っている時間なんて極わずかだ。それは人生も同じ。人生のほとんどは走り、もがき、そしてチャンスを待っている。輝かしい栄光の瞬間を掴むのなんて、ほんの一瞬だ。」
日が高くなるにつれて波は整ってきて、幅広くライドできる力強い波に変わっていきました。
そこで小1時間
2ラウンド目参加。
今度は比較的広いエリア(といっても左右100mもないですが)で乗ることができたので、思い切り乗れました。
上がってからはしばらく海を眺めながら三線弾いてまったり。
激しいスポーツだからこそ、海から上がった後がすごく平和な時間に感じるのかもしれない。
お腹も空いたのでお昼はベタですがSeaSongでサーファープレート。
A料理とB料理からチョイスして注文します。
今日はタコライスに大エビフライ!エビ、デカッ!!
サーファープレートだけに、ボリューム満点で超満腹です。
ウエイトレスは気さくな地元サーファーガール。
「どこで乗ってきたんですか?」
「部原ー」
「波、ありました?」
「今日はよかったよー。思い切り乗れた!」
「ほかのスポットはどうでした?見てきました?」
「御宿はベタ、台東もよくなかったね。東浪見は大会やってたし。たぶん南の方がいい波ヒットしてるよ」
「いいな〜〜〜!行きたいです!バイトだから全然行けない!」
かわいらしい笑顔の彼女は、かなりサーフィンに行きたいストレスが溜まってたようです(笑)。
お腹も満たされたので、一宮サーフストリートをウィンドウショッピング。
この界隈、本当にお店が増えたな〜。
特にサーフブランド系の直営店がすごく増えた。
写真はサーフショップの老舗、CHP。
ホイチョイムービー「波の数だけ抱きしめて」にも出てきます。
Patagoniaサーフにも行ってきました。
おしゃれな木造の建物で、店の中も木の匂いがしてとても落ち着く。
Patagoniaはサーフブランドも展開していて、Tシャツから水着、ワンピース、ウェットスーツ、サーフボードまで揃います。
Tシャツ、買ってもうたやないか。。。
近くに住む先輩を訪ねてお茶でもご一緒に、と思っていたのですが、外出されていたらしく、断念。
今度一緒に波乗りする約束をしました。
楽しみ!
帰ってからはずっと気になってた、古いサーフボードを掃除しました。
家に入れられなくてずっとバルコニー暮らしの彼女。
紫外線にさらされ、お肌はすっかりくすんで染みだらけに(笑)。
きれいに掃除してあげました。
もう18年くらい前のボードだけど、4ストリンガーで強度もあり、クロスも二重巻きしてるので丈夫。
まだまだ現役で使えます。
もし友達がやりたいって言ったら、これを持って行けばいいなと。
今年は一度連れ出してやろうかね。
今日1日、どっぷりサーフカルチャーに浸った1日でした。
なんか楽しかったな。
今日はなにも思い出さず、考えることもなかった。
今年の夏は、海とボルダリングに明け暮れよう。
なんも考えたくないし。
気持ちいい1日でした。
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