僕が前に勤めていた会社。
そう、以前のブログを見てくれていた人は知ってますよね?
僕がうつ病になった会社です。
今の会社は元々前の会社の取引先だったため、結局は細々とつながっています。
担当は僕の上司である支店長が担当していたのですが、今年度一杯で本社に帰ってしまうため、
現在は支店長の担当先が各営業に渡されており、前の会社はなんということか、僕になってしまっています。
もちろん古巣に行くのは本当は嫌なのですが、仕事でどうしても打ち合わせなくてはならなくなり、先週行ってきました。
仕事でもあるし、残していった後輩たちのことも心配なので、なんとか気を落ち着かせながら。
後輩の女の子は元気そうでした。見た目だけは。
仕事の話をする前に、すでに愚痴話になっていました。
僕の直接の後輩だった女の子は妊娠して、切迫流産の危険で緊急入院、そのまま産休に入っていました。
そのため彼女の仕事もその子は一手に担うこととなり、かなり疲れている様子。
大きな案件も決めてくる元気印の女の子ですが、取りこぼしも多数。
大きな案件のおかげでなんとかプラマイゼロに近い状態にあるようですが、すでに次の手が行き詰まっています。
彼女は彼女なりの情熱で大きい案件にしがみついてなんとか取ってきています。
僕がまだ会社にいたなら、深追いしないように注意したでしょう。
なぜなら古巣のような規模の小さい会社にとって、大きな案件は非常に大きな負担になるのです。
顧客からの入金と仕入れ先への支払いなどの資金繰り、来期も取れるか補償のないスポット案件しかし会社は容赦なく実績として来期はそれに予算を上乗せします。
クレームの心配もあります。大きな案件となると、クレームが発生した場合の実害も大きいのです。
いわば古巣のような会社に取って、こういった大きな案件は大博打になるのです。
彼女に教えきれないまま辞めていった僕にも責任はあります。
これで彼女には来年度は大きな博打の引き続き大当たりの負担と、安定して売り上げを取れるはずだった定番品が失注で虫食いだらけになって残ることになります。
これを取り戻すのには相当の労力が必要なのです。
「受注」を「勝ち」とするならば、サッカーと同じ、1点取られたら勝つためには2点取らなくてはならないのです。
それも相手にこれ以上点を取られないようにディフェンスを固めながら。
まず、相手との人間関係を築き上げなさい。
そして小さな注文をもらいなさい。
注文をもらったら誠心誠意で対応しなさい。
そうすれば結果は自ずと付いてきます。
今更言われても遅いよな〜(笑)。
ごめんな〜。。。
売りっぱなしの商売ではそこで商売がひとつひとつ終わってしまうのです。
そうでなく、何度も注文してもらえるようにすることが大切。
長くおつきあいできるビジネスを。
まあ、それにしても大変みたいです。
今までの事業と全く関係のない事業を始めたらしく、そちらに人手が足りなくて土日も新事業のお手伝いをしているそうで、休んでないそうです。
しかもその新事業の資金繰りのために売り上げがもっと必要だと。
古くからいる部長も「辞めてやる!」と啖呵を切ったそうですが、忙しくなってそれどころじゃなくなってしまったようです。
自分を苦しめた会社だったけど、やっぱり中の人たちは心配です。。。。
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