今日はバレンタインデーでした。
バタバタしてたので、それに気づいたのは夕方でした。
営業から帰ってきたら、デスクにコチョレートが。
本社の女性一同からとのことで、宅急便で送られてきました。
事務所ではバレンタインデーの思い出話で盛り上がり、みなさんいろいろと思い出があるようで(笑)。
今日は赤裸々な体験談を(恥)。
僕が初めてもらったのは、小学校4年生の時でした。
今でも忘れない、衝撃的、というか、たはは、というか。
男の子は思春期を迎えるのが女の子よりも遅いんです。
小学校4年の時なんて、女の子は男の子にキャーキャー言ってたけど、男の子はまだ野球や釣り、漫画の話で幸せいっぱいの年頃なんですよ。
そんな幼気な小学4年のバレンタインデー。
隣のクラスのB子が僕を呼びにきた。
「ちょっと1組にきてー」
「えー?やだよー」
「いいから来い。」
「はい・・・」
隣のクラスに行くと、女の子が5人。
A子、B子、C子、D子、E子。
どれも学年で知る人ぞ知るやんちゃ娘たち。
なぜか3人がバスケットボールを抱えている。
「逃げたら投げつけるからなー」
いじめですか(笑)。
教室の窓、入り口がピシャリと閉められた。
「A子、ほら、あげなよ。」
A子、いつもやんちゃ娘チームと行動を共にしているけど、中では比較的おとなしい子。
どちらかと言えばちょっと大人びた雰囲気を醸し出してた子だった。
「これ・・・」
差し出されたのはチョコレートだった。
手作りのハート型。
当然ながらまだ思春期を迎えていない僕には猫に小判、豚に真珠、馬の耳に念仏です。
「ほら!受け取るんだよ!」
うっせーな、C子。
強制は民衆の意欲をそぎ落とすだけですよ。
おそるおそるチョコを受け取る僕。
当然ながらその後のプロセスなんてわかんないから受け取ってキョトーンとしてるだけ。
「受け取ったら行きな!」
なんでD子が段取りすんだよ!
そう思いながらも後ずさりするように教室を出て行った。
チョコには手紙が付いてた。
内容はよく覚えてないけど、まあ、なんか「好き」というようなことは書いてた。
あとは「ビートルズはよくわからないけど、がんばって聴いて好きになるね」みたいなことを書いてた。
小学生ながらもビートルズに夢中になってた僕はジョンが死んだ時大泣きした。
それくらい大好きで放送係だった僕は昼の給食時の放送でビートルズをよくかけてた。
先生たちには受けはよかったけど、生徒たちからは「ピンクレディーかけろ」とか「ガンダムかけろ」とか言われてたっけなー(笑)。
彼女はそれを知ってたんだなー。
もちろん恋なんて興味のない年頃なので彼女の気持ちなんぞどれくらいのものかも知らず、帰り道に友達に「これもらったんだー」と言いながら彼女の想いの詰まったチョコレートを分けて食べた。
食べながら歩き、歩道橋の下りにさしかかったとき、ふと上り側を見たら、さっきの5人組!
なんと後をつけてたんだ。
当然のごとく、大声のヤジが飛んできた。
「ひどーい!A子の気持ちを!」
「お前なんか死んでしまえ!」
そ、そこまで言わなくても・・・
彼女は5年生の時もチョコをくれた。
2年間想ってくれてたんだね。
でも僕はまだ目覚めてなかったのでどうにも答えようがありませんでした。
そのまま同じ中学、高校へと進んだんだけど、高校生になったとき、彼女がすごくきれいになってた。
元々かわいいというよりは美人さんて感じだったけど、こんなに女ってのは変わるんだな〜、って思った。
でもそのときはすでに僕はバンドに夢中で、恋なんてどうでもよかった、というか後回しになってたのでおつきあいすることもなく、卒業で離ればなれになりました。
今日はそんなことを思い出したけど、こういうのって、やっぱりタイミングなんだね。
お互いのバイオリズムというか、波長が合うタイミングがあるんだね。
今ではいい思い出です。
中学の時はがさつな弟がいつもバレンタインデーに「兄貴、チョコくれ!チョコ!」と言って僕の部屋にチョコを漁りに来てたのを思い出しました(笑)。
いつの時代も、愛をありがとう。です。
・・そういやお袋からもらったことないな・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿