今回はシアター形式というか、まるで映画館で見ているようなイメージでのライブ。
完全アコースティックで、ステージはCaravanとハーモニカの夏樹の2人だけ。
時折、旅の映像が流され、無音であるはずの写真にCaravanによって音が吹き込まれていく。
以前に書いたけど、渋谷のmeansで展示されているCaravanの旅の写真には音がなく、まるでCaravanが写真から音だけ抜き取ったような感じでした。
今回はその逆。
流れる旅の写真にCaravanが音を戻していく。
なんてすてきなコンサートなんだろうと思いました。
夏樹のハーモニカ、これまたすごかった。
4歳(だったかな?)の頃から吹き始め、現在23歳。
時にはブルースのように熱く、時にはまるでチェロやコントラバスを弾いているかのような音をCaravanの演奏に寄り添うように奏でます。
彼はちょっとすごいよ。
これからあちこちで活躍するんではないでしょうか。
会場にはティピーが張られ、Caravan直筆の看板があちこちに立てられていました。
こんなに癒やされたコンサートは久しぶりでした。
なんだか一緒に世界を旅している気分でした。
そんなコンサートの最後に、Caravanが重大な発表をしました。
「おれ、レコード会社辞めることにしました」
彼は大手レーベルrhythm zone所属。
当然のことながら、大手流通を使ってCDショップにCDが並ぶことは今後なくなります。
彼は震災以降いろんなところに出向き、いろんな人に出会い、いろんな事を考えてきました。
その結果、「自分の作る歌を、自分の手でみんなに届けたい」となったようです。
だから今年はとにかく全国をあちこち周り、自分の手で歌を届けるそうです。
新しいアルバムも会場で手売りするそうです。
「だから、みんなからのオファー、待ってます。」
この言葉に耳がピクッと動いた。
コンサートやキャンプで呼んだら来てくれるかな?
勝手な妄想だけど、そんなことをちょっと思った。
甲斐駒の麓で彼の歌声が響いたらどんなにすてきだろう。
もし本当に来てくれるならギャラ、がんばって集めますよ。
みずがき山でも歌って欲しいな。あの満点の星空の下で。
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