2012年1月25日水曜日

僕の取扱説明書(2)

前回からずいぶん時間が経ってしまいました。
ADHD+AS+うつな僕の取扱説明書第2弾!

時間の尺度を測れません
これはADHDの人がよく言われる「時間にルーズ」「約束にルーズ」というやつです。
締め切り日に対し、そこまでの綿密な計画を立てられず、さらにはその計画通りにいきません。
短期記憶の欠陥から、数日するとやることそのものを忘れてしまい、人から「あれ、どうなった?」と聞かれても短期記憶がリンクしていないためなんのことだかわからなくなります。
7歳以前の学校の通知表を見てみると、どの先生も口を揃えたように「目標を達成できない」「やることが長続きしない」と書かれています。
解決方法は「今、最後までやる」です。
余計な刺激が入らないようにして集中させれば最後までやり遂げられることがあります。

限度がわかりません
これは今回のボルダリングでもそう。
体が壊れるまでガンガンやってしまいます。
サーフィンも体が動かなくなるまでやってしまいます。
これは「収集癖」にもつながっていることです。
ただし、「収集」というのは間違いで、ADHDはコレクションするのは難しいです。
「自分に合う究極を探している」と言った方が合っていると思います。
例えば携帯電話を例にあげましょう。
僕は以前は携帯電話をしょっちゅう買い換えてました。
人からは「飽きやすい」と言われますが、そうではなく、満足がいってないのです。
そのためあれやこれやと試してみて自分の究極を探すために買い換えてしまいます。
今はiPhoneにしてすっかり落ち着いています。
そう、自分に合う究極を見つけると、それをいつまでも使い続けます。
ASが強いとこれがこだわりとなりコレクションになっていきます。

習慣づけが非常に難しいです
明日着る服を前の晩に用意しておく
出社したらタイムカードを押す
休みの日はお風呂を掃除する
洋服はハンガーにかけてクローゼットに入れる
こういった当たり前のような習慣も身につけるのが非常に難しいです。
「使ったら元の位置に戻す」というのも難しいため、部屋が散らかります。
これは実感ですが、原因の一つに「生活動線」があると思います。
例えば使ったものを元に戻すとき、戻す場所が高い位置にある、戻す場所にたどり着くのに机をよけなくてはならない、といった風に、元に戻すために2つ以上の手順があると戻すのが難しくなります。
戻す場所にまっすぐアクセスできて、そこに置いたり入れたりするだけの構造にすれば片付けやすくなり習慣がつきやすくなります。
例えば僕はキャンプでギタースタンドを持ち込みました。
みんなからは「こんなの買って〜」とあきれられましたが、そこにギターを立てかければいいだけなので、あちこちにギターを置きっぱなしにしたりせず、片付けることができるわけです。あれ、僕にとっては非常〜〜に大事な構造化アイテムです。

わかっているようでわかっていません
人と会話しているとき、しっかり聞いているように思われますが、実は聞いてない、ということがよくあります。
それは特に真剣に聞いてるとき。
自分は真剣に聞こうとしてるよ、ということをアピールするため、あえて苦手な「相手の目を見て話す」という行動をとります。
しかし相手の目を見ることに集中しているため耳に言葉が入らなくなります。
さらに喫茶店など賑やかな場所では他の人の会話やBGMなどが耳に入ってしまい、たとえばBGMで流れている歌の歌詞を追っている間に相手の言った大切なことを聞き逃したりします。
「わかった?」「うん、わかった。」・・半分以上はわかっていません。
解決策は他の刺激が入らない静かな場所で話すこと、内容を端的にシンプルに話すことです。

頭の中でひとつひとつ思い出しては書いてるので、また思い出したら書きますね。

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