2012年1月21日土曜日

LG-1の佇まい

昨日友人と行った楽器屋さんに触発され、
今日はLG-1を引っ張り出してメンテナンスをしてた。
僕の持っているギターの中で一番外見の気に入ってるギター。
これだけの風格を出すのは、そう簡単にはできない。
歴史を重ねた風格に、ラダーブレイシング特有のガランゴロンとした、それでいて乾ききった泥臭い音。いわゆるブルージー。

Gibsonのギターの音は、決して「美しい音」ではない。
どちらかといえば「泥臭い」とか「男らしい」と行った感じで無骨なイメージで表現される。
「美しい音」の代表格といったらやっぱりMartinやTylarだろう。
これらの音は「ジャリーンキラキラ」という感じ。
Gibsonはまるで日本刀のように「ジャキン」という歯切れのいい感じ。
そもそもの正確がまったく違う。
よくJ-45と比較対象として引き合いに出されるのはMattinの代表格D-28。
比べても比べようがない、性格の違う2本。
どのメーカーもMartinの音を基準として目指しているのに対し、Gibsonは決して同じベクトルに向かない。
あくまでGibsonはGibsonの音なのだ。
それが僕は大好きだ。
だからMartinやTylarの音は「キレイだな〜」と思うけど、欲望をそそられない。

よくよく考えたら女の子の好みと一緒だ。
いわゆる一般受けするキレイな人というのにはそそられない。
それよりも自分を持っているというか、その人らしい色を放つ人を好む。
僕が変わっているだけなのか?(笑)。

さてさて、そんな話はいいとして、LG-1のボディを磨き上げ、キレイにしてやりました。
そして年月を重ねたボディをしばらく見入ってました(笑)。

こいつはどんなステージを踏んできたんだろう。
どんなに愛されてきたんだろう。
どんな歌を唄ってきたんだろう。「吉祥寺」とか?(笑)。

ちーちきちーちききちじょうじ、ちきちーちききちじょうじ♪

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