2012年7月2日月曜日

今年も節電の夏がやってきた

昨日、森から帰ってきて車に満載していた楽器やレコーディングの機材を2階の自室に下ろした。
部屋はモヤ〜ッとした熱気がよどみ、温泉に入ったばかりの僕の体は一気に汗でびしょびしょになった。
エアコンは壊れているので窓を全開にし、網戸も開け、蚊が入ってこないように虫除けのスプレーを部屋に散布した。

今年も節電の夏がやってきた。
あれほどの国民感情にもかかわらず、大飯原発はついに再稼働した。
国民は安心、安全の保証が欲しいと言ってるのではない。
原発がいらないと言ってるのだ。

この小さな島国に原発が54基(福島第一を除くと50基)もあること自体異常な数だ。
原発を動かすか動かさないかの議論ではない。はっきりと「NO」と言ってるのに。

当然ながら原発に頼りすぎた日本の経済は原発に頼らざるを得ないほどの電力需要になってしまった。
原発を「NO」と言う以上、現状で電気をよこせなんて言うことはできない。
僕らも努力することが大切。

便利さに慣れたものを不便な方向に戻すのはとても努力が必要だと思います。
でもそれしか生きる道が残されていないなら、僕はそうするべきだと思うし、そうあるべきだと思う。
震災の直後、街の明かりが、ネオンが消灯した街になにか不都合があっただろうか。
夏は暑い。冬は寒い。夜は暗い。
そんな当たり前のことが僕らはすっかり世の中の便利さに慣れてしまって忘れている気がする。

わずか1wの電気も100万世帯が使ったら100万w。
一人一人の小さな努力の積み重ねが必要だと思う。



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